はじめに:雨でもにっこり!おうち時間をもっと楽しもう
雨の日が続くと、「今日は何して過ごそうかな…」「子どもが退屈そうでかわいそう…」と悩むこと、ありますよね。
とくに梅雨の時期は、おうちで過ごす時間が長くなりがち。
でも、そんな時こそチャンス!
実は、雨の日にはおうちだからこそできる遊びや雨の日だからこそ感じられる体験がたくさんあるんです。
この記事では、保育士の現場でも子どもたちに人気の「梅雨にぴったりの遊びアイデア」を3つご紹介します。どれも特別な道具は不要!家にあるもので簡単に始められて、子どもの好奇心や感性もぐんぐん育ちます。
おうち時間が“つまらない”から“楽しい!”に変わるヒント、ぜひ参考にしてみてくださいね。
梅雨にぴったりの遊びアイデア3選
①《雨のしずくアート》紙と水でにじみ絵あそび

用意する物:
- 画用紙やキッチンペーパー
- 水彩絵の具
- 筆やスポイト
- 新聞紙
遊び方:
- 新聞紙を広げて、遊ぶスペースを確保します。
- 画用紙やキッチンペーパーに筆を使って水をまんべんなく広げます。
- 絵の具を、筆や指、スポイトを使って垂らしたり、好きな模様を描いたりしてみましょう。
ポイント:
・色の変化や広がり方に驚きと発見があり、五感を刺激します。
・好きな色を重ねてみたり、雨粒みたいにポタポタ落としてみましょう。
・キッチンペーパーでやるとにじみやすくて扱いやすいです。
・にじんだ作品を「かさの形」や「しずくの形」に切って壁に飾っても◎。
年齢の目安: 2歳〜6歳(1歳児は保護者の手助けがあればOK)
②《ぴちぴち♪新聞紙あそび》傘と雨であそぼう!梅雨のなりきりごっこ

用意する物:
- 新聞紙
- 傘やレインコート(あれば、さらに楽しくなります)
- ごみ袋(片づけ用)
遊び方:
- 新聞紙をビリビリして、まずは感触を楽しみましょう!
- 新聞紙を丸めていきます。破く・丸める・ちぎるだけでも、手指や腕の動きが鍛えられます。
- 破いた新聞紙をたくさん集めたら、両手でつかんで上に投げます。
- 傘をさして新聞紙の雨の中に立ってみたり、レインコートを着て“お出かけごっこ”をしてみましょう。
ポイント:
・ちぎる・丸める・投げる・よけるなど、体全体を使って遊べるので、雨の日の運動不足解消にもぴったりです。
・「雨だ〜!」と叫んだり、新聞紙をかぶって隠れたり、感情表現や発散にもつながります。
・新聞紙の音・感触を通して、五感も刺激されます。
・お片づけも一緒に。「雨を集めてバケツに入れよう!」と声をかけると、自然とお手伝いに♪
年齢の目安: 1歳〜5歳
③《ペットボトルの雨音マラカス》おうちで雨の音を作ろう!

用意する物:
- ペットボトル
- ビーズ・米・小豆・ビー玉など(中に入れるもの)
- ビニールテープ
- お好みでシールやマスキングテープ、リボンなど飾り付け
遊び方:
- ペットボトルにビーズや米などを入れてフタをしっかりと閉めます。
- ビニールテープで蓋を固定します。
- シールやマスキングテープで自由に飾ってオリジナルの楽器に仕上げましょう。
- シャカシャカと振って、雨のような音を楽しんでくださいね!
- 音の違いを楽しむのも面白いですよ♪
ポイント:
・素材によって音の強さや質感が変わるので、いろいろ試してみても楽しいです。
・音に集中する力(聴覚の発達)を育てます。
・「どんな雨の音かな?」「どっちの音が大きい?」と問いかけることで、語彙力・表現力も育ちます。
年齢の目安: 1歳半〜6歳
まとめ:雨の日こそ、子どもと心が近づく時間に
梅雨の時期は、「外で遊べない…」「どう過ごそう…」と悩む保護者の方も多いかもしれません。
でも、ちょっとした工夫やアイデアがあれば、雨の日だからこそできる遊びがたくさんあります。
今回ご紹介した3つの遊びは、どれも特別な道具や広いスペースがなくても楽しめて、子どもの感性や発達を育むものばかり。
水のにじみや音、触れる感覚など、日常にある「ふしぎ」を遊びに変えることで、
雨の日が“がっかり”から“わくわく”に変わります。
「また雨か〜」とつい思いがちですが、
「今日は雨だから、あの遊びできるね!」そんな風に、
お子さんの笑顔が増えるきっかけになればうれしいです。
親子で一緒に楽しめる“雨の日あそび”、ぜひおうちでも気軽に試してみてくださいね。