はじめに|絵本は買う?借りる?選び方に悩む方へ
「絵本って、どこで手に入れるのがいいんだろう?」
子育て中のママ・パパなら、一度は迷ったことがあるのではないでしょうか。
図書館で借りる?本屋さんで買う?それとも最近よく聞く“絵本のサブスク”?
選択肢が増えた分、かえって「どう選べばいいのかわからない…」と感じている方も多いはずです。
絵本は、子どもの成長にとって大切な存在。 だからこそ、その出会い方に迷ってしまうのも当然です。
この記事では、「図書館」「購入」「サブスク」のそれぞれのメリット・デメリットを比較しながら、どんな家庭にどんな方法が合っているか、保育士の視点も交えてご紹介します。
「正解」はひとつじゃないからこそ、あなたのライフスタイルやお子さんの興味にぴったり合った方法を見つけるヒントになれば嬉しいです。
図書館/購入/サブスクを比較!メリットとデメリットとは?

図書館|無料でたくさんの絵本と出会える場所
メリット:
- 無料で何冊でも借りられる(※冊数制限あり)
- プロの司書さんによる選書コーナーがあり選びやすさがある
- 定期的に入れ替えることで子どもが飽きにくい
デメリット:
- 借りられていて読みたい本がないこともある
- 利用時間や返却期限があり、少しプレッシャーになる場合もある
- 汚れ・破れに気を遣う必要がある
こんな家庭におすすめ!
✔ 絵本の種類をたくさん試してみたい
✔ 毎回違う絵本を楽しみたい
✔ 節約しながら読み聞かせを続けたい
購入(書店やECサイト)|「お気に入りの1冊」を手元に残せる
メリット:
- 何度でも読める、お気に入りの絵本を自宅に置いておける
- プレゼントや記念日にもぴったり
- 書店では実物を手にとって選べる
デメリット:
- 1冊ずつ購入するとコストがかかる
- 収納スペースの確保が必要
- どれを買うか迷ってしまうことも…
こんな家庭におすすめ!
✔ 子どもが気に入った絵本を繰り返し読みたい
✔ 長く手元に残したい、お気に入りの本棚を作りたい
✔ 記念に残る絵本を選びたい(入園・誕生日など)
絵本サブスク(定期便)|プロが選んでくれる“出会い”の楽しみ
子どもの年齢や興味に合わせて絵本を導入してくれる有料サービス。
プロの選書で新しい絵本に出会える一方で、子どもの好みに合うかどうかの見極めも大切です。
メリット:
- プロが年齢や発達に合わせて選んだ絵本が届く
- 自分では選ばないような絵本との出会いがある
- 家にいながら絵本を増やせてラクチン
デメリット:
- 月額料金がかかる(1,000~3,000円台が多い)
- 本の内容を選べないので、子どもの好みに合わないことも
- 返品や交換は基本できない
こんな家庭におすすめ!
✔ 絵本を選ぶ時間がなかなかとれない
✔ 新しい絵本との出会いを楽しみたい
✔ プロにお任せして絵本選びの負担を減らしたい
まとめ
方法 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|
図書館 | ・無料 ・多様な本に出会える | ・返却期限がある ・衛生面が気になる ・読みたい本がない 場合も | ✔ 節約したい ✔ 毎回違う絵本を楽しみたい |
購入 | ・手元に残せる ・何度でも読める ・プレゼントにも◎ | ・コストがかかる ・収納スペースが必要 | ✔ 手元に残したい ✔ 気に入ったものを繰り返し読みたい |
サブスク | ・選ぶ手間がない ・新しい出会いがある ・プロが選書してくれる | ・月額料金が発生する ・ 子どもの好みに合わないこともある | ✔ 忙しい方 ✔ 自分で選ぶのが苦手な方 ✔新しい絵本との出会いを楽しみたい |
結局どれがいいの?実は便利!絵本サブスクの魅力

絵本のサブスクを気になってはいるけれど、「本当にうちに必要かな?」「自分で選んだ方がいいんじゃないかな…」そんなふうに迷っている方も多いのではないでしょうか。
実際、図書館や書店、ECサイト。どれも絵本に出会う素敵な方法です。
でも、もし「忙しくてゆっくり選ぶ時間がない」「毎回選ぶのに迷ってしまう」そんな小さなストレスを感じているなら――サブスクという仕組みが、ちょっとだけ心を軽くしてくれるかもしれません。
◉ 毎月届く「今、この子に合った本」
絵本サブスクの特徴は、何といっても「プロが年齢や発達に合わせて選んだ本が定期的に届くこと」。
たとえば、成長とともに変わっていく子どもの「好き」や「興味」に合わせて、本の内容も変わっていきます。
「次はどんな絵本が届くのかな」
そんな小さなワクワクが、親子の会話のきっかけになることも多いんです。
◉ 「知らなかった本」に出会える楽しさ
自分で選ぶと、どうしても“定番”や“見たことがある本”を選びがち。でも、サブスクでは自分では選ばないような本との偶然の出会いがあります。
実際に、「これあんまり興味ないかも?」と思っていた絵本に、子どもが夢中になることもよくあります。
選択肢が増えることで、「うちの子ってこんなものも好きだったんだ」と、子どもの意外な一面に気づける機会にもなります。
◉ 「続けられる」からこそ、日常になる
絵本って、本当は毎日読みたいもの。
でも、現実は――忙しくて忘れてしまったり、「どれを読もうか」で時間がかかったり、そんな日もありますよね。
サブスクだと、定期的に届くという仕組みそのものが、“自然に絵本を手に取るきっかけ”になります。
無理なく、肩の力を抜いて、絵本と付き合っていける。
だからこそ、絵本の時間が特別じゃなく、日常の中の温かな習慣になるんです。
◉ こんな家庭におすすめです

- 忙しくて、図書館や書店に行く時間がなかなか取れない
- 絵本選びにいつも迷ってしまう
- 子どもの“好き”や“今の発達”に合った絵本を選びたい
- いろんな絵本に触れさせたいけど、自分では知らない本も多い
- 読み聞かせの時間を、もっと気楽に続けたい
すべてに当てはまらなくても大丈夫。
どれかひとつでも「うちもそうかも」と思ったなら、試してみる価値はきっとあります。
◉ 取り入れ方は自由。自分に合う使い方を
サブスクは「絶対これだけにする」必要はありません。
図書館や書店と併用して、絵本の選択肢を増やすためのひとつとして取り入れてもいいのです。
育児に「正解」はないからこそ、選び方も暮らし方に合うスタイルでOK。
大切なのは、「絵本を通して、親子の時間がちょっと豊かになること」。
そのサポート役として、サブスクがある。それくらいの距離感がちょうどいいかもしれませんね。
最近は、返却型だけでなく、そのまま手元に残せる「購入型サブスク」も一般的で、家庭のライフスタイルに合わせて選びやすくなっています。
絵本サブスク選びのポイントはこちらの記事で詳しく解説しているので、もっと知りたい方はぜひ見てみてくださいね!
おわりに|絵本との時間が、もっと楽しく、身近になりますように
絵本は、子どもにとって「心のよりどころ」です。
でも、それは特別な時間を用意しなければいけない…という堅苦しいものではありません。
朝の5分でも、寝る前のひとときでも。
絵本は、どんな日常にもそっと寄り添ってくれます。
子どもの成長に合わせて、親も一緒に絵本を楽しむ時間こそ、かけがえのない宝物になります!
そして、サブスクや図書館、書店など、絵本との出会い方もさまざま。
大切なのは、「どう手に入れるか」ではなく、「どんなふうに楽しむか」。
この記事をきっかけに、「絵本っていいな」「読んでみようかな」と感じてもらえたなら嬉しいです。
あなたとお子さんの毎日に、絵本がそっと寄り添い、心をあたためてくれますように。